データ収録蓄積装置SC-WS2100
特徴
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WIN データ蓄積
リアルタイムWIN*1形式UDP パケットを受信して、連続WIN1分ファイルや、WINでダウンロードしている形式のステータス情報を保存します。
この連続WINファイルからtar形式で1時間ごとのアーカイブデータを生成し、バックアップ領域へ保存します。
データ欠落時や、ステータス情報で異常を受信した場合は、指定アドレスへ電子メールで報告します。
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自動検測
設定情報に従い、WINの自動検測を行います。
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再トリガ
ネットワークで繋がったWindows端末、および本サーバ内のシェルスクリプトファイルから再トリガを行います。
バックアップファイルから指定期間のイベント波形を切り出し、イベントファイルを作成します。
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状態表示
サーバ内の状態を WEB ブラウザから参照できます。
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チャネルテーブル編集登録
WEB ブラウザから適用期間を指定して、チャネルテーブルの登録や更新を行います。
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同期、復旧
並列運用している装置間の同期や復旧処理を、WEBブラウザから行います。
同期処理は、対向サーバにデータを送り、復旧処理は、対向サーバからデータを取り込み同期します。
この機能によりマシンを一時的にシャットダウンした時などに対向装置が動作していれば停止中のデータを正常な状態に戻すことが可能です。
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マージ・バックアップ
オフラインデータが記録された USB ディスクやメモリカードを接続して、収録装置上のバックアップファイルにマージします。
収録装置上のバックアップファイルは、ネットワークで繋がった装置から、指定期間を USBディスクに保存することができます。
仕様
機能詳細
リアルタイム処理 | 800 チャネル以上のデータを受信・蓄積 |
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自動検測 | トリガ、波形抽出、震源決定までを自動で実行 |
状態表示項目 | 最新データのチャネル情報、震源決定情報、プロセス稼働情報、ディスク残量、処理状況 |
チャネルテーブル登録 | 編集、適用期間を指定して登録、 履歴管理 |
同期対象 | チャネル関連、トリガ関連、検測情報、トリガデータ、バックアップデータから選択トリガデータ、バックアップデータは同期期間を指定 |
復旧対象 | raw データ |
再トリガ範囲 | 専用アプリ、または再トリガコマンドで指定期間のトリガーデータを再作成 |
主な仕様
構成 | 主装置、副装置の 2 台を並列運用 |
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CPU | Intel Xeon E5 以上 |
メモリ | 16GB 以上 |
ハードディスク | 36TB ( Raid6+ホットスペア 1 ) |
OS | CentOS7 以上 |
ネットワーク | 10/100/1000BASE-T |
オプション
BET025 | 無停電電源装置 |
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BET026 | 切替器 |
- WINは東京大学地震研究所で開発された多チャンネル地震波形処理システムのデータ形式です。